兄弟・姉妹関係におけるカルマの影響

皆様、ごきげんよう。
角尾珠生でございます。

前回前々回と、
親子という最も近い間柄に存在する
カルマの影響についてお話させていただきました。

今回は同じく近い間柄である
【兄弟・姉妹】における
カルマの影響について、
私の体験を踏まえてご紹介させていただきます。

私には2人の姉がおり、
姉達二人は年が近いのですが
私とは大体10歳くらい年が離れています。



私が物心つく頃には
2人の姉は既に大きいお姉さんで、
あまり一緒に遊ぶという事はありませんでした。

それなりに私に好意を抱いてくれてはいたものの、
家の中に暴力と支配のカルマの嵐が
吹き荒れていましたから、

それぞれ姉達も生き抜くのに精一杯で
私を助けてくれるとか側にいて慰めてくれるという事は
特になく、

高校生になった長姉は家に寄り付かなくなり、
その時中学生だった次姉は
学校での虐めが原因で不登校になりました。

ちょうどその頃、
私は小学校に入学したばかりで、

高校生の長姉がすごく派手な格好をしているのに驚いたり、
中学生の次姉がずっと家にいるのが不思議でした。



そしてその状況(姉達)に対して
物凄い勢いで怒り狂う父がとても恐ろしくて、

私はなるべく静かに反抗せず
周囲にとって都合のいい子でいようと決めたのです。


いつも我が家は何かちょっとおかしいと分かっていても
幼い私はどうしたら良いのか分からないし、
誰に相談したら良いのかも分からない
というモヤモヤした気持ちを抱えていました。

そうしているうちに
次姉の満たされない気持ちや鬱憤がついに爆発し、
溜まりにたまったストレスを私にぶつける様になりました

よくある兄弟喧嘩や癇癪、いじめといった言葉では
到底片づける事の出来ない惨い虐待を受けるようになったのです。

両親にもたくさん酷い事をされましたが、
次姉から受けた仕打ちは更に酷いものでした。

最初は軽い暴力と暴言でしたが、
その行為が両親に見咎められると
恫喝・人格否定・脅迫とさらに悪化して、
両親にばれないようにやり方が巧妙になっていきました。

詳しい内容については
もう二度と思いだしたくないので
伏せておきたい気持ちもあります。

しかしながら自ら明らかにする事で
同じように苦しむ方の力になるという使命のために、
また自分自身の経験に向き合うために、
いくつかご紹介しようと思います。

辛い記憶なので自己防衛のため断片的にしか覚えていませんが、

・ほぼ毎日大した理由もなく2時間~3時間程、
「あんたのOOが駄目だ!」と怒鳴りながら人格否定。

・謝っても泣き叫んでも終わらず、
 辛く悲しさの余り泣けば、
「泣くな!泣いたって許さないからな!」と怒鳴られる。

・仕方なくトイレに行って泣いていたら、
 無理矢理入ってきて
「泣き止めって言ってるだろう!」と怒鳴られる。

・両親が仕事から帰ってくるのを待って
 時計をチラチラ見ていたら
「帰ってきたら終わると思っているのか!」
 と更に怒鳴られる。

・ある時、何か大人向けの本を音読する事を強要され、
 難しい漢字が読めなくて
 「えっと」と言えば、
 「えっと、なんて書いてない!初めからやり直せ!」
 読み間違えれば、
 「そんな言葉、存在しない!もっとよく考えろ!」
 と正解が出るまで罵倒される。


今振り返り考えると、
次姉も両親や学校で同じような仕打ちを受け、

そのやり場の無い怒りや悲しみを
そのまま私にぶつけていたのではないかと思います。



しかし当時、7歳くらいだった私にとって
中学生の次姉から受ける虐待の日々は、
本当に地獄でした。


次姉も両親に怒られるのは嫌だったのか
私と二人きりになる夕方の時間を見計らうので、
私が両親に申告しないかぎり
私の身に何が起こっているのかは誰も知る事はありませんでした。

それにたとえ私が両親に助けを求めても
その場で父が暴れて次姉に暴力をふるって終りでした。


次の日から更に虐待が酷くなるので
私は誰かに助けを求める事を諦め、
誰にも何も言わずに黙ってサンドバッグになるしかなく、
恐怖で学校から帰る道では
いつも胃がギリギリと痛み吐き気がしました。

死んだら楽になれるだろうかと考え始めたのもこの頃です。

そんな日々も
次姉が高校生になる頃には収まり始めましたが、
その頃には、私の自尊心は粉々に砕けていました。



自分も含め世界の全てが嫌いだし憎い、
全てに悲観的で攻撃的で情緒不安定な人間となった私は、
今度は学校で虐められるようになりました。

何度も何度も死のうと試みるたびに思いきれず、
苦しくて神を呪いました。

悪魔が存在するなら私の命と引き換えに、
私を苦しめる人間をこの世から消してくれとさえ願いました。



しばらくして次姉が、

「今までの事を悪いと思って
 今あなたに色々やっているのに。
 どうしてそんな態度をとるの!」

と言われた時は

「今この人と刺し違えても
 私は未成年だし、大した罪にもなるまい。」

と恐ろしい事を企てた事もあります。

そんな憎しみを抱えながらも
何とか次姉との関係を築き直そうとしていた数年後、

私が大学生の時に
次姉が愛してやまない父方の祖父が亡くなりました。

次姉は本当に祖父の事が大好きで、
気落ちしてしまい、
しばらくして自ら命を絶ちました。


遺書はなく、
元々精神的に不安定な事もあったので
本当の理由は今でも分かりません。

霊安室で泣き叫ぶ母と長姉、
自分がついていながらと肩を震わせる次姉の旦那さん。
ただただ無言の父。

それを見ても
私は泣く事が出来ませんでした。

自分まで泣いたら
この人たちを支える人がいないと思い、
踏み止まったというのと

酷く残酷な気持ちで
次姉を嘲笑う私が混在していました。

まだ私に償ってもいないのに
さっさと死ぬなんて
最後まで勝手な人だという怒りもありました。

結局、その憎しみは
10年以上経っても未だに私の中でくすぶっています。

そしてもういない次姉に対して
こんな思いが湧いてくるのです。

「あなたが渇望した、
 愛する夫と可愛い娘のいる
 温かい家庭を私は手に入れたわ。

 両親との関係も何とか
 正しい方向に構築し直している。

 あなたが徹底的に壊した私が
 あなたの欲しかったものを
 全部手に入れたわ。

 どう?羨ましい?

 あなたも諦めなければ
 手に入れる事が出来たでしょうね、

 でも自らそのチャンスを潰したのよ。」

こんな思いを抱える事となった
私の経験した深い苦しみと悲しみ。

その悲しみの傷が深ければ深い程、
憎しみが癒えるのにも時間がかかります。


次姉に今の私の幸せを見せびらかして
自慢したいという気持ちと、

なぜ諦めてしまったの?
生きていてくれたらどんなふうにでも
良い未来を作る事が出来たのに、
という気持ちが私の中で葛藤しているのを感じます。

次姉も両親と同じくカルマの渦に巻き込まれ、
先祖から受け継がれたカルマの影響を受けて
正常な判断が出来ず、
苦しみから逃れるために間違った選択をして
結局どうしようもなくなって
悲惨な最期を遂げました。

先生方がおっしゃるには、

【自ら命を絶った魂】は
洞窟の奥深くの様な混沌とした暗闇の中に囚われ、
そこから抜け出せないまま時を過ごすそうです。

誰かがそこに光を当て
救い出してくれるまではずっとそのまま。

苦しみから逃れるために死を選んだはずが
逃れたかった【地獄のような状態】に
囚われてしまうというわけです。



私達は皆、魂であり転生を繰り返しています。

なぜ転生するかというと
過去に成し遂げられなかった事を達成し、
カルマを解消・成就させて霊的に成長するためです。

そしていつかは
カルマをつくらない生き方を実践して
カルマの法則から卒業するそうです。

更には魂とは、
一人きりではなく集団で転生してきます。

過去にも私達姉妹は
同じ様な状況に生まれた事があり、
その時も立場は似たようなものでした。

次姉はその時に自ら作り出したカルマを解消し
成就させる機会を今世で与えられました。

しかし、カルマの影響は
周囲のものを巻き込み大きくなります。

個人のカルマ・家系のカルマ・土地のカルマ、
そういった様々な影響が
まるで重しのようにずっしりとのしかかり、
体や精神や思考の自由を奪うのです。

同じような環境に生まれ、同じように育ち、
諦めてしまった次姉と耐えて生き抜いた私。

私達の違いはとても些細な事の様に思います。

些細なきっかけや順番が違えば
私が次姉の様になっていたかもしれません。



それを思うと、

次姉の事を心から憎み
どうでもいい存在とは思えず、

今回は上手くいかなかったけれど
次がまた巡ってきた時には
仲良く助け合える関係を築きたいと思っています。

憎しみや怒り、悲しみは
大きなエネルギーで原動力になります。

しかし、その使い方を誤ると
人を傷つけ、自らを傷つけ、
良き未来を手放さざるを得ない事になります。

次姉はユーモアのセンスがあって
料理とイラストを描くのが上手でした。

そして家族の誰よりも繊細で傷つきやすく、
打たれ弱かったのだと思います。



そんな次姉が私に教えてくれたのは、
憎しみや悲しみが身の内に生まれた時に
それとどう向き合うべきなのか

それをそのまま誰かにぶつけた時に
カルマの法則が働き巡り巡って
どう己に返ってくるか

身をもってとても大事な事を
たくさん教えてくれた次姉に対して

ようやく今、
感謝する事が出来るようになりました。